【番外編】
欠陥住宅の買取が可能な不動産屋はある?

欠陥住宅とは
家を建てる際に、私たちが健康で安全に暮らせるよう定められた法律に「建築基準法」があります。
この法律に従っていない住宅を欠陥住宅や瑕疵物件と呼びます。つまり「違法建築物」扱いになるのです。
欠陥住宅でも売却は可能ですが、実は大きな落とし穴があります。それは「銀行の融資を受けることができない」ということです。不動産の売買は、いくら欠陥住宅とはいっても安い買い物ではありません。その上融資が受けられないとなれば、安く売らざるをえないという結果になってしまいます。また事故物件と同じように、欠陥住宅にも「告知の義務」があります。
欠陥住宅と知って購入してくれる人は、果たしてどのくらいいるのでしょうか。
欠陥住宅(瑕疵物件)を買取できる会社もある
欠陥住宅でも、買いたいといってくれる人がいれば売却は可能です。
しかし耐震強度問題や雨漏りやヒビ割れ、シロアリなどの害虫が発生していた場合、買主を探すのは容易ではありません。
欠陥を改修して物件の価値を上げてから売却しようという人もいますが、資産価値が分からない状態で何十万〜何百万もつぎ込むのは危険な賭けです。そこでおすすめなのが、事故物件や訳あり物件を専門に取り扱っている業者。
欠陥住宅も「訳あり物件」のひとつですから、一般の不動産会社には断られてしまうような物件でも、買取に対応できる可能性があります。
また、訳あり物件の所有者は多くの場合早期の解決を望んでいるので、それに応える形で査定から見積、買取までの流れもスムーズに行ってくれる業者もあります。当日の現金化が可能なサービスもあるほどです。
街の不動産屋に相談して、断られて…と精神的に消耗する前に、こういったサービスで無料査定を依頼してみるのもよいでしょう。
欠陥住宅が買取可能な理由
事故物件をメインに扱う業者にはいろいろありますが、その一つには住宅をリノベーションして再販することに長けている業者が挙げられます。このような業者は、再販ができる状態になるまでの経費と売り先を熟知しているので、物件を安く仕入れられることにメリットがあります。
また、訳あり物件を投資目的で購入する方もいますので、そういったルートを確保しているのです。